コロナ前はこの時期に毎年訪問していたのですが、全然気にしていないものがありました。
C601
2〜3年前に仙台に保存されているというのは知ったのですが、これが、全国に1台しかない保存機と知って、俄然見に行きたいと思いだしました。ご存じの通り、C60はC59をいわゆる幹線から亜幹線へ入線させるために軸重を抑えるための改造をした機関車で、C61やC62のようにD51やD52のボイラーだけを使い、下回りは別物を付けたと言うような大改造とは違うもので、外観だけを言えば、従台車を変えれば、種車のC59とほぼ同じというもの。
C59は私の好きな機関車の一つで、16番の模型でも所有しています。(しかも2両)
C59は、国鉄のパシフィック機 C51〜C57よりも煙室が前面に飛び出していて、急行牽引機としての力強さを感じるものです。
さて、C60 1号機ですが、いわゆるヨンサントーで東北本線が電化され、仙台市へ貸与され、保管場所などの紆余曲折があり、現在の場所に展示されているということです。
県庁方面から定禅寺通りを進むと突き当りにこの機関車が見えてきます。
やはり、D51やC57とは違う風格を遠くからも感じられました。
保存状態は、好いです。
やはり屋根があるか否かは大きいと思います。
銘鈑関係もしっかり残っていて、これによると、昭和17年に製造、28年に改造されているようです。元の番号はC5927
新造後11年で改造というのは、今の車両よりも短命だなという感じがします。
幹線急客機らしい戦前型の長いテンダーを備えたこの機関車が長く保存されることを祈っています。
しかしこの背面から見る背の高いテンダーはC59 C60だけのもので、とても格好いいと思うのは、私だけ?